1.子ども会ってなに? ☆ 子ども会の目的 地域の大きい子、小さい子もいっしょになって楽しく遊び、家庭や学校ではできないたくさんの体験をして、将来たくましく生きていくのに必要な心と体の能力を身につける。 @子ども会は『子どもの子どもによる子どものための子ども会』子どもたち自身が、考え計画して自主的に活動しよう。 A自分たちの住んでいる地域で仲間をたくさんつくろう。 B年上の人から何でも学ぼう、そして年下の子に教えてあげよう。 Cいろいろな地域の行事にもすすんで参加し、地域のためになる活動をしよう。 指導のポイント
子ども会は、年齢の異なる子どもたち同士が、楽しい遊び、スポーツ、集い、工作、地域の行事などを通して真の友達をつくり、時には山や川、海などの野外活
動で生きることの尊さを学ぶ場所であること。子どもたちが自主的に計画し実行することが、自発性を育み豊かな心と生きる力を身につける。 生きる力5箇条 @わからないことを聞いたり、調べたりできる。 A仲間など周りの人と話ができる。 B正しいことや美しいものが理解できる。 C将来に夢や希望をもつことができる。 D元気で外遊びができる。 2.楽しい子ども会にするためには? (1)子ども会には、リーダーが居て組織ができていること。 会長、副会長、会計、書記、班長、班など役割をきちんともっていること。 (2)活動は、リーダー(上級性)が中心となって、子ども自身が計画し実行すること。 (3)リーダー会議(役員会)は、月1回定期的に開こう。 (4)楽しいあそび、新しい体験など「やってみたいこと」を計画してみよう。 (5)会員への連絡は、班長を通じて言葉だけでなく、チラシや新聞など文字に書いて全員に連絡しよう。 (6)活動のときは、司会・進行係・ゲーム係・用具係・買い物係など係りをきちんと決めて活動しよう。 (7)子どもだけの会計(子どもが自由に使えるお金)をもって、計画的にお金を使おう (8)親しみやすくするために、子ども会にたのしい名前をつけてみよう。 (9)危険はないか?事故やケガがないように、いつも安全には十分気をつけよう。 (10)楽しい活動にしていくために、必ず反省会をして次の活動に役立てよう。 子どもたちが自主的に活動できることが、楽しい興味ある活動内容となることであり、子ども自身が主役として活動できる組織と運営方法がポイント。 3.子ども会の約束など活動のルールをつくっておこう。 子ども会で活動する場合、約束やきまり事が必要です。 自分たちの活動に合った子ども会のきまりをつくっておくと活動がスムーズにできます。 @会則 子ども会の名前、ねらい、しくみ、活動内容、ちかいや約束 A会費 子ども会活動で必要なお金は、できるだけ自分たちで集めるようにしよう。 月何円ときめて、班長や会計が中心になって集めよう。 子ども会では、毎年子どもたちの総会を開き活動のねらい、規約、組織、年間計画、1年間みんなで守る 誓いや約束を作り、みんなで確認することが大切です。
4.子ども会のいろいろな活動 子ども会や班でいろいろな楽しい活動を計画してみよう! @ 日常的な集団遊び 広場や野山、川、海、室内など大きい子小さい子みんないっしょになってのびのび遊ぶ集団遊び おにごっこ・なわとび・じんとり・Sけん・ひまわり・どんがめ・魚とり・魚釣り・虫とり・秘密 基地つくり など・・・ A 社会的な活動 季節や地域の行事を取り入れた活動 七夕・クリスマス・ひなまつり・子どもの日・節分・地域の祭り・清掃活動・安全活動など・・・ B 文化的な活動 子ども会新聞・カルタ大会・料理・歌・劇・映画・読書・竹細工・たこ作り・紙細工・木工・天体 観測など・・・ C 体育的な活動 ラジオ体操・球技大会・キャンプ・ハイキング・山登り・運動会・マラソン大会・ウォークラ リー・レクリエーションなど・・・ D 生産活動 花だんつくり・野菜つくり・鳥や動物の飼育・農業手伝いなど・・・ E 生活活動 生活の中で必要なこと、身につけること。 あいさつ運動・お手伝い・エチケット・交通ルールなど・・・ 指導のポイント 年間を通じて変化のある興味の持てる活動を子どもたち自身で毎年創造することと、指導者としては教育的効果も考えて指導すること。活動が子どもたちの中に定着するには、月に1度程度の活動が望ましい。 ・地域が基盤・・・・郷土愛 ・異年齢・・・・・・協調性 ・興味関心・・・・・積極性 ・体力向上・・・・・健康増進 ・奉仕活動・・・・・思いやり ・実践活動・・・・・実行力 遊びの中で子どもたちはルールを作り、そのルールの中で自分の能力をどのように生かしたらよいかを学ぶ。また、遊びのルールを守ることで、規範意識を高めます。仲間との意見の対立など、自分の要求をおさえ、協調することの大切さを知ります。 決められた役割の中で、自分はどのような行動をしなければならないかを理解し、責任感が生まれる。 |
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