「講話」〜子ども会活動の進め方とプログラム〜
子ども会では、いろいろな活動が行われます。 その活動が、行われる当日の内容だけでなく、その日を向かえるまでの事前の計画 から準備、そして当日のこと、終わってからのまとめ・反省、さらに次への発展まで、 その活動全体の経過を含んだものを「プログラム」といいます。 <プログラム>@〜Cすべて 2. 子ども会の3つのプログラム @ 年間プログラム 子ども会のプログラムの種類として、まずあげられるのが年間プログラムです。 活動をしていくうえで、目的もはっきりせず、いつ・何をするのかなど、計画が無い ようでは活動できません。 1年間を見通したプログラムは、子ども会活動の基本になるものです。
@ 昨年の反省と新しいもの。 A その年度の努力目標。 B その目標を達成するために、どのように実施するか。
月間プログラムは、年間プログラムをもとに、月別にやや詳しく具体的に。 その月の目標、行事、会議、日常活動。
年間プログラムで決められた、それぞれの行事についての目的や、開催日時、活動 内容、役割分担、経費などの活動の具体的な行動について考えます。
@大人まかせでなく、自分たちでいろいろ考え工夫していくと、もっと楽しくなる。 A 企画の段階から、みんなで関わると工夫することがでてきたり、責任をもってやろう という気持ちも出てくる。 B 自分たちの立てたプログラムだから、全体の流れもしっかり把握できて、今やって いる活動がどのような位置付けなのかはっきりわかる。 C 自分の責任と他人への影響など考えながら活動に取り組める。
@ 目的 ⇒ 活動にねらいや目的をはっきりさせる。 A 5W2H ○ いつ(When) 活動を行う日時、所要時間は? ○ どこで(Where) 場所はどこか? ○ だれが(Who) 参加対象はだれか、学年や人数は、役割分担は? ○ なにを(What) どんな活動をするのか? ○ なぜ(why) この活動はなぜ必要か? ○ どのように(How) どのように展開していくのか? ○ いくらで(How much) 予算はいくらくらい? B 役割分担 準備をするために必要な役割分担はなにか、当日の係り分担はどうするのか。 C 材料・物品 必要な材料・道具・物品はなにか、経費はどうするか。 D 広報 どのようにして会員に情報を伝えるか(PRのしかた・ポスター・チラシ) E 反省・評価 実施してみてよかった点、次への工夫を考えるための反省会
子どもの手による子どものための会です。子どもたちの考えが十分に生かされている ものであることです。 @ 子どもの興味関心を大切にする 魅力ある子ども会活動にするには、子どもたちがやりたいことを取り入れる。 教育的に必要なものを加えていくことも忘れてはなりません。 A ねらいをはっきりさせる 指導者も子どもたちも何を目的としているかを必ず理解しておくこと。 B 対象を明らかにする だれのために行うのか、対象者によって内容が変わる。 C 日時や場所を明確にする 時間は、学校行事や自治会行事などと重ならないように配慮する。また、スポーツ クラブや塾など習い事にも注意すること。 場所は、事前の下見を行い、何ができるか、交通状況や地理的条件(安全性)など も確認する必要があります。
ぎっしり詰まった時間割はさけ、ゆとりを持った時間配分をこころがける。
どの部分に時間をかけるか、対象の年齢やその場の状況や雰囲気に合わせて 考えます。 無理のないプログラムをつくりましょう。
道具や材料が必要になります、数の確認や安全点検など事前に確認しましょう。 外部からの指導者を招くとき、事前に打ち合わせましょう。
予算の範囲でまかなうプランを立てる。
2〜3ヶ月前、最低でも1ヶ月前には取り掛かる。 <プログラムに沿って(5W1H)を話し合い・準備をする>
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