基本的な指導・援助の考え方


1.生活体験、人間関係体験、共同 体験、自己決定体験、感動体験をとおして自主性や社会性を養うとともに、「生きる力」を持った子どもを育むように努める。

 (1) 子どもの立場に立って、子どもの考えた事や活動した事に共感する。

(2) 子どもの活動や、発言、表情などをしっかり受けとめる。

(3) 共感した指導者の感動を言葉や表現で表し、子どもにやる気や自信を持たせる。

(4) 個人の良さや可能性を伸ばし、自信をつけさせ、生き方や学び方を身につけさせたりするための援助を心がける。

(5) 子どもができることや、すべきことは出来るだけ手をかさず、自主的にさせる。

(6) 子どもが知らないことや未経験でできないことはきちんと教えたり、やって見せたりし、その後は任せ、見守る。

(7) 子ども自身の計画や判断による活動場面を数多く仕組む。

(8) 思ったことや自分の考え方を人前で発言できるようになるために、発言や発表の場と機会を多くもたせる。

(9) うまくいかなくても叱らず、失敗の経験を認める。

(10) 注意すべきことはきちんと注意する。

(11) できないことができるようになったり、うまくいった場合はほめてあげる。


 2. 子どもがのびのびと活動に取り組める環境作りに努める。

(1) 指導者の感情にとらわれず、一貫した指導をおこなう。 (指導法の統一)

(2) 子どもの健康や安全には十分留意する。        (安全対策の徹底)

(3) 事前の準備や調査、検討などを入念におこなう。    (企画立案の重要性)

(4) 子ども同士のつながりを大切にする。         (チームワークの保持)

(5) 自ら体験することのできる「自由」を与える。     (プログラムの重要性)

(6) 常にリーダーを前面に立てて指導をおこなう。     (リーダーの育成)


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