危険予知トレーニングの進め方
1.事故防止の第1歩は、危険を予知すること!
特に潜在的危険を発見し、対策をたてておくこと。
2.子ども会活動のKYT(危険予知トレーニング)
(1) 一方的に指示、注意するのではなく自分で考え、自分のこととしてとらえやすい。
(2) ゲーム的な要素があり、興味がわくので、参加しない子や聞いてない子が少なくなる。
(3) 注意力を喚起し、危険予知、危険回避能力は高まる。
(4) 小集団のグループワーク実習で、話し合いが活発になる。
3.KYTの手順
(グループ5〜6人、リーダー、記録係りを決める)
第1ステップ「どんな危険がかくれているか」
・イラストシートを見て、危険の要因を発見する。
「〜が〜なので〜になる」というように発言する。
・リーダーは、全員に発言させる。
・記録係りは、文章化して記録する。
・物だけでなく人の行動の危険発見をうながす。
・できるだけたくさん発見する。
・他人の発言に対し、意見や否定的なことは言ってはいけない。
第2ステップ「これが危険のポイントだ」
・特にみんなが関心の高いもの、重大事故につながる恐れのあるものを絞り込む。
・リーダー「危険のポイント」の掛け声で、全員で「○○○なのでラララになる」〈全員起立指差呼称で声をしっかり出させる。〉
第3ステップ「対策を考える」
・危険のポイントを防止するための対策を考える。
・「私ならこうする」個人の考える対策を出させる。
第4ステップ「実行の目標を確認する」
・グループとしての重点的な対策を決める。
・全員で、起立して大きな声で指差呼称する。
「○○○を○○○しよう、よし!」
※ 日常的に繰り返すことにより、「注意される」「やらされる」から「自分から注意する」「みんなでやろう」に転化される。